2012年12月20日木曜日

「上野駅の幕間」本橋成一著

と言う写真集を本屋で見かけたので開いてみた。
70~80年代か?駅の様々な姿が見ているうちに蘇ってくる。自分でも見たことのある情景がページを開くと展開されていく。
東北、北陸に行く人はこの駅から旅立っていたのだが、新幹線が東京駅に繋がってしまい、途中駅に成ってしまったと言う事で、玄関口のイメージは薄れてしまった。
長距離列車も今では常磐線以外は新幹線の利用となり、ホームでの別れなどのシーンは僅かに残された寝台群でしか見る事は出来ない。
東京に住んでいた70年代、東京駅から発車していく寝台群は華やかなイメージが有り、いつかはこんな寝台に乗り旅に出てみたいと思った物である。上野は未知への旅のイメージとは違い、私にとっては故郷に直結している駅と言う位置づけであった。
早速買って帰りたかったが少々高く5000円弱。その内買いたいと思っている一冊に成った。
帰ってからネットで見たら組み直しの再版本であった。1983年に出ていたようだが全く知らなかった、と言うか列車の余り出てこない本など興味が無かったのだろう。
古本の価格は15000円もするので新本はとても安く感じ、買い得感タップリ!であります。皆様も是非どうぞ。


いつ写したのか判らない地上ホームでの一枚。
ひばりが写っているので新幹線開業以前では有るが…
右は急行型電車である。


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