2011年10月17日月曜日

伝説の特雪

2006年1月9日、上越線では物凄い雪に覆われていて、雪国育ちの私でも驚く積雪であった。
何回か特雪を写すと同じような写真の温めかえしになり、少しつまらなくなる。ウイングの先のミラーが雪壁で見えなくなる姿を写したいと望んできた私にとっては待ちに待った日であった。
10年目にしてこの日、10回写したうち7回がミラーが見えない雪壁であった。
迫力の一枚をモノにするには両側のウィングを開き掻き込む場所、単線区間を狙わなければ満足する写真は写せないなと岩原の手前、上下線が別れる場所に行った。
車から降りて屋根に上がりそこからまたヨイショと雪壁をよじ登る。落ちたら怪我をしそうな高さだ。
ポジションを決めるとサウンドが聞こえてきた。そこで目にしたものは屋根を越える雪に泳ぐように投雪するDD14。その姿には圧倒された。
岩原のカーブで2発頂き本命のこの場所、ループのトンネル入り口に私たちも泳ぐようにたどり着いた。
天気もバリ晴れとなり最高のコンデションだ。しかしズームのフイルターの内側が曇っている。悪い事にちょっと前に落としてはずれなくなっていた。このチャンスを逃すともうこんな姿は二度と写せない!と一念発起し、レンズが奥にいく焦点距離にしてポールについていたアングルの角にコンコンとぶつけて割った。
これで準備OK 。しばらくするとウィングをいっぱいに広げたDD14が姿を現した。

2006/1/9   中里~土樽 NikonF5  80-200mm

0 件のコメント:

コメントを投稿