2011年11月19日土曜日

徳沢

この場所は広田尚敬プロがD51牽引の写真を山と渓谷社の蒸気機関車の旅という本に出していた。ゆったりした川、切り立った山並み、凄いところだと思った。
それと何だかほっとする景色だとも思った。
私の90年代半ばまでは、このあたりの写真を写すことに没頭していた。
棚田の写真などは大自然の風景ではなく人が作り上げた風景で、丹精こめた美しさだと私は思う。
奥会津の風景も雄大な自然に赤や青のアタンを被したかやぶきの民家が今も残されていて、都会では見ることが出来なくなっている景色がなぜかホッとさせてくれる。いつまでも残っていて欲しい風景だ。
この写真は紅葉の徳根、最高の条件で挑んだ一枚。
シャッターチャンスをギリギリまで待ちすぎて頭が切れた!編成の途中に有る影を気にしすぎて切るのが遅れた一枚だ。これをその後リベンジする機会は無かった。鉄道写真も一期一会だとつくづく思う。
相性の悪いところはいつまでも決められない。そこにいつまでも掛かっていると先には進めない。
割り切りも必要だ。
失敗したそんな所は記憶も鮮明だから、写真を見ながら一杯飲むのも楽しいと思うこの頃です。
1990/10/29

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